コラム

入れ歯をしている方は注意!義歯性口内炎について

入れ歯を装着していると、さまざまなトラブルが発生することがあります。
その中でも「義歯性口内炎」は特に注意が必要です。
義歯性口内炎は、入れ歯を使う方に頻繁に見られる口内炎の一種で、痛みや不快感を引き起こすことがあります。
この記事では、義歯性口内炎の原因や症状、予防方法について詳しく解説します。

 

 

義歯性口内炎とは

義歯性口内炎とは、入れ歯を装着することで起こる口腔内の炎症を指します。
入れ歯が口内の粘膜を長時間刺激することで、炎症や赤み、腫れが発生します。
これが進行すると痛みや出血を伴うこともあり、食事や会話にも支障をきたす場合があります。
義歯性口内炎は部分入れ歯を使用している方に多く見られますが、総入れ歯を使っている方にも起こり得る問題です。
症状が軽度でも放置すると悪化することがあるため、早めの対処が大切です。

 

義歯性口内炎の主な原因

入れ歯の不適合

入れ歯がしっかりフィットしていないと、一部に過度な圧力がかかり、粘膜が炎症を起こします。
新しく作成した入れ歯が合わなかったり、長期間使用している入れ歯が摩耗してしまった場合などにこの問題が生じます。
フィット感に不安がある場合は、早めに歯科医師に調整を依頼しましょう。

清掃不足

入れ歯の清掃が不十分だと、食べかすや細菌がたまりやすくなり、衛生状態が悪化します。この結果、義歯の下に細菌が繁殖し、炎症を引き起こします。
毎日しっかりと入れ歯を清掃することが重要です。

長時間の使用

入れ歯を長時間装着していると、口内の粘膜が疲れて炎症を起こすことがあります。
特に就寝時も入れ歯を外さない習慣がある方は、義歯性口内炎を引き起こしやすくなります。
夜間は入れ歯を外し、粘膜を休ませることが推奨されます。

口腔内の乾燥

口内が乾燥すると、入れ歯の摩擦が強まり粘膜を傷つけやすくなります。
特に高齢者やドライマウスの方は注意が必要です。
唾液の分泌が減ると口内の自浄作用が低下し、炎症のリスクが高まります。

 

義歯性口内炎の症状

義歯性口内炎は、最初は違和感から始まり、進行すると次のような症状が現れます。

口腔内の赤みや腫れ

入れ歯が接触している部分に炎症が生じます。

痛みや不快感

食事や会話中に痛みを感じ、特に食べ物が触れると強く痛みます。

出血

進行すると、粘膜が傷ついて出血することがあります。

口臭

炎症が進むと細菌が増殖し、口臭が強くなります。

これらの症状が見られた場合は、早めに歯科医院を受診することが大切です。

 

義歯性口内炎の予防方法

定期的な歯科検診

入れ歯の適合具合を定期的にチェックしてもらいましょう。
入れ歯が合わない場合、歯科医師が調整や作り直しを行ってくれます。
不具合を感じたら早めに相談しましょう。

入れ歯の清掃

毎日入れ歯を清潔に保つことが義歯性口内炎予防の基本です。
入れ歯専用の洗浄剤を使ってしっかり洗浄し、食後や就寝前には必ず清掃する習慣を身につけましょう。

口内のケア

口内も清潔に保つことが必要です。
マウスウォッシュを使って洗浄したり、歯茎を優しくマッサージして血行を促進し、炎症を予防しましょう。

適度な休息時間を設ける

入れ歯を長時間装着するのは粘膜に負担がかかります。
夜間や休息時には入れ歯を外して口内を休ませましょう。

水分補給

口内の乾燥を防ぐために、こまめに水分補給を行いましょう。
特に高齢者は水分摂取量が減りがちなので、意識的に水を飲むことが重要です。
唾液の分泌を促進し、口内を潤すことで炎症のリスクを減らします。

 

まとめ

義歯性口内炎は、入れ歯の使用によって引き起こされる炎症ですが、適切なケアを行うことで十分予防可能です。
入れ歯の適合状態を定期的に確認し、清潔に保つことが重要です。
義歯性口内炎が疑われる症状が出た場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。

 

たけすえ歯科クリニック

北九州市八幡東区平野にあるたけすえ歯科クリニックでは、「自分の家族に勧められるような治療を」というコンセプトで治療しております。
お子さんからご年配の方までどんな方にも安心して通って頂けるクリニックを目指し、キッズスペースやベビーカーが入る広い診察室、バリアフリーな環境を整えております。
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