コラム
なぜ歯を削る必要があるの?セラミック治療の基本について
見た目が気になる方や金属アレルギーをお持ちの方にとって、セラミックの被せ物や詰め物は理想的な選択肢といえるでしょう。
しかし、セラミック治療を行う際には、歯を削る必要があるという点が、気になる方も多いのではないでしょうか。
なぜ、健康な歯を削らなければならないのか、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、セラミック治療における歯を削る理由とその重要性について詳しく解説します。
セラミック治療とは?
セラミック治療とは、虫歯や歯の欠け、歯並びの不揃いなどを治療するために、セラミック素材を使用する歯科治療です。
セラミックは天然歯に近い色調と透明感を持ち、非常に耐久性が高く、長期間にわたり美しさを維持できることから、多くの患者さんに選ばれています。
セラミックの特徴
セラミックは陶器に似た硬度と美しさを兼ね備えた素材であり、以下の理由で多くの人に支持されています。
審美性
セラミックは透明感があり、天然歯の色調に非常に近いため、治療後も周囲の歯と調和しやすく、自然な見た目を実現します。
特に前歯の治療では、この審美性が重要視されます。
耐久性
セラミックは硬く摩耗しにくいため、適切なケアを行えば10年以上も持ちます。
耐久性があるため、長期的な治療結果を期待できる素材です。
金属アレルギーのリスクがない
セラミックはメタルフリーであり、金属アレルギーの心配がないため、アレルギー体質の方でも安心して使用できます。
なぜ歯を削る必要があるのか?
セラミックをしっかりと固定するため
セラミックは非常に硬く、破損しにくい素材ですが、その強度を発揮させるには一定の厚さが必要です。
セラミックをしっかりと歯に固定するためには、歯を削って適切なスペースを確保する必要があります。
自然な見た目を再現するため
歯を削らずにセラミックをそのまま装着すると、歯が大きく見えてしまい、自然な見た目にはなりません。
歯を適切に削ることで、周囲の歯と調和したサイズや形状を整えることができ、自然な見た目を再現することができます。
長持ちさせるため
適切に歯を削り、セラミックをフィットさせることで、治療後の耐久性が高まります。
歯を削ってしっかりとフィットさせることができれば、噛み合わせが安定し、セラミックの長寿命を実現できます。
隙間ができると、そこから細菌が侵入して虫歯のリスクが高まるため、密着性を高めることが重要です。
セラミック治療で歯を削る際の注意点
歯を削ることには慎重さが求められます。
削りすぎると歯の構造に影響を与えるため、歯科医師の技術が重要です。
以下の点に注意しながら治療を進めることが大切です。
歯を削りすぎないようにする
歯を削る範囲が大きすぎると、歯の神経が露出してしまい、知覚過敏や歯の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
最適な削り方は、個々の歯の状態や治療方法によって異なるため、信頼できる歯科医師に相談することが重要です。
事前のカウンセリングが重要
治療を始める前には、歯科医師とのカウンセリングを受けることが不可欠です。
歯をどの程度削るのか、治療後にどのようなケアが必要なのかを把握しておくことで、不安を解消し、治療のリスクを軽減できます。
治療後のケアを怠らない
セラミック治療後のメンテナンスは、長持ちさせるために重要です。
セラミック自体は非常に耐久性が高いですが、接着部分や歯茎が健康でなければ、セラミックの寿命が短くなる可能性があります。
定期的な歯科検診と日々の適切なケアが大切です。
まとめ
セラミック治療では、歯にしっかりフィットさせ、自然な仕上がりを実現するために、歯を削る必要があります。
歯を削ることにはリスクも伴うため、信頼できる歯科医師とのカウンセリングが重要です。セラミック治療を検討している方は、正しい情報をもとに、最適な治療法を選びましょう。
たけすえ歯科クリニック
北九州市八幡東区平野にあるたけすえ歯科クリニックでは、「自分の家族に勧められるような治療を」というコンセプトで治療しております。
お子さんからご年配の方までどんな方にも安心して通って頂けるクリニックを目指し、キッズスペースやベビーカーが入る広い診察室、バリアフリーな環境を整えております。
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